店舗閉店時に出た不用品のリサイクル方法は?費用相場や注意点も解説
店舗閉店時に出た不用品のリサイクル方法は?費用相場や注意点も解説
店舗を閉店する際には、さまざまな種類の不用品が大量に発生します。そういった不用品をどう処分すれば良いのかとお悩みの方も多いでしょう。
ここでは、店舗閉店時に出ることが多い不用品の種類やリサイクル方法、回収にかかる費用の相場などを紹介します。店舗閉店時の不用品のリサイクルにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
閉店の際に出る不用品には何がある?
店舗を閉店する際に出る不用品にはどのようなものがあるのでしょうか。その店舗が扱っている商品やサービスによってさまざまな種類がありますが、主な不用品の種類としては、以下のような種類が挙げられます。
- 什器(じゅうき)類
什器(じゅうき)は、陳列棚やショーケース、テーブルや椅子などの店舗で使う備品の総称です。店舗で使われた什器は大きさや重量があるものが多く、早めに処分したい不用品の種類といえます。
- 事務機器・OA機器類
パソコンやコピー機、事務用デスク・椅子、レジスターなどの、事務機器・OA機器が不用品として出ることは多いでしょう。レンタル品であれば返却すれば良いですが、購入したものならば処分が必要です。
- 家電・店舗用家具
店舗の形態によりますが、電子レンジ、冷蔵庫などの大型家電、業務用テーブル・椅子、応接セットなどの店舗用家具が置いてあるところもありますよね。これらは閉店時に不用品になるので、すべて処分しなければなりません。
- 商品・在庫
閉店に伴い、残ってしまった大量の商品・在庫は不用品となり、処分が必要です。
店舗閉店で出た不用品をリサイクルする方法
上記で紹介したような店舗閉店で出る不用品への対処法として、「処分するのはもったいないしリサイクルしたい」「他に使ってくれる人がいるなら使ってもらいたい」と考える人もいるでしょう。しかし、不用品のリサイクルは具体的にどんな方法で行えば良いのか迷ってしまいますよね。
そんな方のために、ここからは適切な不用品のリサイクル方法を4つ紹介します。
- 閉店セールで売却する
- フリー配布する
- リサイクルショップに売る
- 不用品回収業者に買取・回収を依頼する
順番に見ていきましょう。
閉店セールで売却する
店舗閉店に伴う商品在庫は、「閉店セール」「店じまいセール」で売却するのが良いでしょう。余った在庫をなるべく売り切るのを前提に、通常販売価格よりも安くした価格でセールを実施するのです。そのためには、セールをPRするために広告やチラシなどを利用して大々的に集客するのがポイントといえます。
また、ホームページやSNSなどで今まで利用してくれたお客さんへの感謝を伝えて、最後に足を運んでもらえるようアピールするのも集客する一つの手立てで、商品在庫を売り切る方法です。
フリー配布する
細々とした小物が多くて買取価格があまり期待できない、不用品の数が多すぎて依頼するのも大変という方は、フリー配布を行ってみるのもおすすめです。小物であれば通りすがりに見たお客さんがもらってくれる可能性が高いですし、大きいものであれば運送負担を条件にフリー配布すれば、不用品の回収にかかる費用を抑えられます。
リサイクルショップに売る
手放す不用品にある程度の買取価格が期待できる場合は、リサイクルショップを活用するのも一つの方法です。リサイクルショップの買取相場は、大体販売価格の30%〜70%、大型家具や家電は10〜40%、衣類等は10%程度となっているため、あまり高い金額は期待できませんが、収益にはつながります。
リサイクルショップで買い取ってもらう場合は、一度に大量の商品をまとめて処分できることなどがメリットといえます。
不用品回収業者に買取・回収を依頼する
店舗の不用品を回収してもらうのに不用品回収業者を検討する人は多いでしょう。実は、不用品回収業者の中には、不用品の買取やオフィス・店舗片付けを行っているところもあるのです。そのため、不用品を片付けるのがそもそも大変、買取ができないものは回収もまとめて行ってほしいという方は、不用品回収業者がおすすめです。
出張買取を依頼すれば、店舗に不用品を運ぶ手間もありません。大手メーカーの厨房機器や家電類、業務用プリンターといったOA機器は特に高く売れる傾向です。買取業者への依頼は、不用品の買取・回収をまとめてしてもらえる、回収費用を買取費用で賄える可能性がある、業者によっては片付けから対応してもらえるなどのメリットがあります。
不用品回収業者を検討している方は、「不用品回収業者の選び方って?費用相場や危険な業者の特徴を解説!」の記事も参考にしてみてください。
店舗閉店の際の不用品回収にかかる費用相場
不用品回収業者の料金は、回収する品目や量、店舗の広さなどによって異なりますが、一般的には数万円程度で収まることが多い傾向です。
ただし、特殊な器具や業務用機器、大型家具を回収する場合、店舗が広く回収に手間がかかる場合は費用が高額になり、十数万円程度かかるケースもあります。事前に複数の業者から見積もりを取り、費用を比較するようにしましょう。
店舗閉店時にリサイクルを依頼するときの注意点
店舗閉店時の不用品リサイクルを依頼する場合には、注意点もあります。ここでは、注意点を2つ見ていきましょう。
- 個人情報や重要情報はあらかじめ消去しておく
- 業務用機器のリサイクルに対応しているか確認する
順番に解説していきます。
個人情報や重要情報はあらかじめ消去しておく
不用品のリサイクルを依頼する際には、従業員の個人情報や顧客情報、重要情報を含んだ文書や記録、機器などの扱いに注意しましょう。
USB、SDカード、CD、ハードディスクなどの機密データは、そのまま回収を依頼すると情報漏洩の原因になりかねません。消去する際には徹底的にデータ消去を行うようにしてください。消去が不可能な場合には、専門の業者に依頼して、適切な処理をするようにしましょう。
個人情報の漏洩や重要情報の流出などは事業者自身の責任になるため、しっかりと対策を講じておく必要があります。
業務用機器のリサイクルに対応しているか確認する
店舗閉店時には、一般的な家庭にあるような家具家電だけでなく、業務用の機器や設備なども不用品となります。これらの不用品の回収を依頼する際には、まずその業者が業務用機器にも対応してくれるかどうかを確認しましょう。
業務用機器は大型で複雑な構造を持っていることが多く、特定の業種でしか扱えない、そもそも構造や使い方を知っている人が少ないというケースもあります。リサイクルショップや不用品回収業者では、こういった特殊な機器などに対応できないところもあるので、まずはお問い合わせをして確認してみてください。
店舗閉店時の不用品回収業者の選び方は?
不用品回収業者に依頼をする際は、信頼できる業者かどうかを見極めることが大切です。見積もりを事前に提示してくれるか、追加費用などは取られないか、説明や対応は丁寧かなどを確認して、安心できる業者に依頼をするようにしてください。
また、不用品回収業者は対応できるエリアが限られている可能性もあるので、店舗の住所に対応してもらえるかなども合わせてチェックしておきましょう。店舗の片付けもまとめて行ってくれるところであれば、片付けの手間も抑えられて便利です。
店舗片付けについて気になる方は、「店舗片付けの業者探しのポイントは?越谷市で探すなら不用品回収業者」の記事をご参照ください。
店舗閉店の際の不用品リサイクルに関するQ&A
次に、店舗閉店で不用品のリサイクルを依頼する際によくある質問を紹介します。
- 買取・回収してもらえる不用品の特徴は?
- 居抜きでの売却の場合は不用品もそのままで良い?
まだ気になっていることがあるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
買取・回収してもらえる不用品の特徴は?
不用品回収業者に不用品の買取・回収をしてもらいたいけど、そもそも対象としてもらえるのか分からないと不安に思っている方もいますよね。不用品買取をしてもらいやすい不用品は、大型家具や大型家電などです。比較的新しいものや有名なブランドのものだと、さらに高価買取が期待できます。サポートKではこの他にも、業務用冷蔵庫や業務用調理器具などの店舗閉店時に出やすい不用品の回収も対応可能です。
不用品の回収であれば、あまりに傷や汚れが多いもの、壊れているもの、個人情報が含まれているものなどでなければ、回収してもらえる可能性が高いです。不安な方は、不用品回収業者にお問い合わせをして確認をしてみてください。
居抜きでの売却の場合は不用品もそのままで良い?
居抜きとは、内装・設備・什器などの造作を残したままの状態で売却する方法です。特に飲食店の取引で用いられる方法で、売主は設備の片付けなどにかかるコストや原状回復を行うための工事のコストを抑えられるという利点があります。
不用品の片付けが必要かどうかは契約内容によって異なり、什器などの不用品を片付けるなら売却可能という条件の場合は処分が必要です。契約内容をよく確認するようにしましょう。
サポートKの店舗片付けの事例
最後に、サポートKの店舗片付けの事例を紹介します。
- 店舗片付けの料金:120,000円
- 不用品買取:40,000円
- 合計金額:80,000円
店舗片付けには費用がかかりますが、片付けをした品の中に買取できる品目があれば買取が可能です。買取をした分の価格は片付けの費用から差し引いていくことが可能なので、結果的にトータルでの費用が抑えられます。
まとめ
店舗閉店時にはさまざまな不用品が出るため、買取や回収をしてもらいたいという人は多いでしょう。不用品のリサイクル方法としては、閉店セールで売却、フリー配布、リサイクルショップに売却、不用品回収業者で買取・回収などの方法が挙げられます。
不用品の数が多くて片付けるのが大変、重い不用品が多くて思うように片付かないという場合は、店舗片付けから依頼をしてみるのも良いでしょう。
サポートKでは、不用品の買取・回収だけでなく、店舗片付けにも対応可能です。店舗片付けから依頼したい、業務用の家具家電の買取・回収をしてほしいという方は、お問い合わせページからお気軽にご相談ください。